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ずっと傍に……
第24章 正直になれなくて…
―…
――…
――――…
目が覚めたのは陽も高く、時計をみると11時を回っ
た頃だった。
気持ちよさそうに眠るユキにがっちりと抱きしめられていた。
モゾモゾと動いても、ユキは起きる気配はない。
その寝顔をみていると、ついついチュッとキスをしたくなり触れるだけのキスをした。
ユキは、いつも私を抱きしめて眠ってくれる。
友紀也が死んでしまった夢は恐怖でしかなく、絶叫して目が覚める。
だから生半可な事で眠りにつくことはできなかった。
とことん責められ、心も身体も疲れ果てて眠りにつくまでユキは私につきあってくれる。
ほぼ毎日うなされて目覚めてしまうから、毎日のように責めたてられているけど、そんな時は私の中に入ってこようとはしない。
手と口と道具を使って私を狂わせる。
そして朝になれば、ユキのモノは元気いっぱいに膨れ上がっていた。
それをスリスリと手で触ると、ンンッとユキが身じろぎして、ゆっくりと瞼が上がった。
「いたずらっ?」
ショボショボと何度も瞬きをしながら、ユキは私の手を軽くパシッと叩いて、おしおきですと言って笑いギュッと抱き付いてくる。