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ずっと傍に……
第25章 約束…

「…分かった。ランチしてくるね。蒼がママの手料理色々と持ってきてくれてるからユキのお昼はそれになっちゃうけどいい?」

「もちろんですよ。陽葵のお母様の手料理は好きですから問題はありません。そうと決まれば着替えてください。楽しんで来てくださいね」

にこやかに送り出してくれるユキに感謝をしながら蒼と出かけた。
外に出たのはこれで3回目。
ユキ以外と出かけるのはこれが初めてだった。
蒼と歩いていても人の視線はいつもと変わらない。
突き刺さるような、憐れんでいるような視線が痛くて逃げ出したくなる。
だけど蒼はユキのように気にせずに歩いて行く。
蒼が向かったのは駅近くにある日本料理屋だった。
夜は一人一万円以上するコースしかないようなお店で、でもお昼はリーズナブルな料金で気軽に入れると評判のお店。
店構えも、入りずらいといった感じはなく気構えることなく入れる感じも人気のお店なんだと感じた。
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