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ずっと傍に……
第25章 約束…
暖簾をくぐると女将さんらしき人が蒼を見るなり親し気に話しかけてきた。
「蒼くん、久しぶりにね。元気だった?」
「はい。女将さんも大将も元気そうで何よりです」
「元気だけが取り柄だからね。で…そちらは…彼女さん?」
「違いますよ。姉です。」
「あらっ…ごめんなさいね」
「いえ…それより匠(たくみ)は元気にやってますか?」
「あの子ね…頑張って修行しているみたいよ。…ってあらやだ…私ったら…個室が空いてるから個室でいいわよね」
話し込んでいた女将さんは慌てて一番奥の個室に案内してくれた。
「知り合いなの??」
「そうそう。ここの息子が高校の時に塾で一緒だったんだ。意気投合して仲良くなって何回か遊びに来た事あるんだよね。ここだったら個室もあるし…俺が知っている店の方が陽葵も安心すると思ってさ」
それは蒼なりの心遣いだった。
外に連れ出すのも心遣いなんだと気がついた。
「蒼くん、久しぶりにね。元気だった?」
「はい。女将さんも大将も元気そうで何よりです」
「元気だけが取り柄だからね。で…そちらは…彼女さん?」
「違いますよ。姉です。」
「あらっ…ごめんなさいね」
「いえ…それより匠(たくみ)は元気にやってますか?」
「あの子ね…頑張って修行しているみたいよ。…ってあらやだ…私ったら…個室が空いてるから個室でいいわよね」
話し込んでいた女将さんは慌てて一番奥の個室に案内してくれた。
「知り合いなの??」
「そうそう。ここの息子が高校の時に塾で一緒だったんだ。意気投合して仲良くなって何回か遊びに来た事あるんだよね。ここだったら個室もあるし…俺が知っている店の方が陽葵も安心すると思ってさ」
それは蒼なりの心遣いだった。
外に連れ出すのも心遣いなんだと気がついた。