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ずっと傍に……
第4章 少しの変化と…
「…大体の予想はつきますが…とりあえず、保健室に行きましょうか」
「イヤッ…誰にも…知られたくない…」
とっさに先生の胸に飛び込んで抱き付いた。
そんな私を受け止めて、何も言わずにただ私が落ち着くのを待ってくれた。
その温もりが、優しさが私の心を落ち着かせる。
「先生…」
「なんですか?」
「私…先生の事忘れたくて…大地くんとつきあったんです。好きでもないのに、先生を忘れるために…」
大地くんとつきあった理由を先生に知って欲しかった。
まだ先生が好きなんだと知って欲しかった。
「でも、忘れられなかった。忘れようとすればするほど、先生の事ばかり考えて…やっぱり…私は先生が好き。そう分かったら、このままじゃいけないって思って…別れて欲しいって言ったのに…言ったのに…」
「いいですよ。それ以上は…」
泣き出してしまった私を先生は強めに抱きしめて、そっと身体を離した。
「辛い思いをさせてしまいましたね…」
先生は辛そうな表情で、そう告げた。
「僕が曖昧な態度を取ったせいですね。はっきりとするべきでした。」
「イヤッ…誰にも…知られたくない…」
とっさに先生の胸に飛び込んで抱き付いた。
そんな私を受け止めて、何も言わずにただ私が落ち着くのを待ってくれた。
その温もりが、優しさが私の心を落ち着かせる。
「先生…」
「なんですか?」
「私…先生の事忘れたくて…大地くんとつきあったんです。好きでもないのに、先生を忘れるために…」
大地くんとつきあった理由を先生に知って欲しかった。
まだ先生が好きなんだと知って欲しかった。
「でも、忘れられなかった。忘れようとすればするほど、先生の事ばかり考えて…やっぱり…私は先生が好き。そう分かったら、このままじゃいけないって思って…別れて欲しいって言ったのに…言ったのに…」
「いいですよ。それ以上は…」
泣き出してしまった私を先生は強めに抱きしめて、そっと身体を離した。
「辛い思いをさせてしまいましたね…」
先生は辛そうな表情で、そう告げた。
「僕が曖昧な態度を取ったせいですね。はっきりとするべきでした。」