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ずっと傍に……
第27章 舞い降りる奇跡…
「いつもは…全てを忘れるために激しく抱いていましたからね…今宵はそれは必要ないと思いましたから…今日は大事に…抱きたくなりました…嫌でしたか?激しい方がいいのならいつものように激しく抱きますよ」
クスクス笑いながら、ユキは私をからかう。
「ダメ…優しいユキも好き…今日は愛されてるって感じたから…これでいいの…この愛された感じのまま眠りたい…」
「…そうしてください。陽葵は皆から愛されてます。僕からも、友紀也からも…陽葵は幸せですね」
お酒も入り、エッチをして心も身体も満たされている私は、ユキの言葉を夢見心地で聞いていた。
「大丈夫ですね…陽葵はもう大丈夫…僕がいなくても前に進めますね…」
「…ユキ…?」
ユキは寂しそうに笑った。
「陽葵は歩む道を決めた…そして僕から…友紀也からのプレゼントを受け取った…それは陽葵の生きる糧となり陽葵を強くする…………そして…僕が陽葵と出逢った意味が分かりました…」
「……出会った……意味…?」