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ずっと傍に……
第29章 きっかけ…
友紀也が亡くなって、それぞれの心に傷を負った。
私だけじゃない。
千佳も咲も…傷を負い、それに追い打ちをかけてしまったのは私で、もう少し私に余裕があったらこんなにも拗れる事はなかったのかもしれない…。

「千佳…好きな人が亡くなって…その辛さは私たちには分からないよ…どんなに辛かったか…分かったとしてもそれは全部じゃない…」

「分かってる…分かってるけど…どうして陽葵を救ってあげるのが私たちじゃないのよ。どうして知りもしない男に助けられなきゃいけないのよ」

その言葉で、千佳が何に怒っているの分かった。
一番近くにいたはずなのに、私を救い出せなかった後悔。
一番傍で支えたいのに拒絶された口惜しさ。
それが憎しみとなり私に向いた。

「支えになってたよ…傍にいることだけが助けじゃない…咲に待ってると言われて…LINEだけでも繋がっていようと言われてどんなにうれしかったか…何気ないLINEにどんなに救われたか分からない…きっと…何も言わなくても分かってくれていると思ってたから。酷い事言っても暖かく見守ってくれてるのが分かってたから…甘えてたんだね…言葉にしないのに分かってもらおうなんて…」
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