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第5章 本当の幸せ…

ワレメから蜜を掬い上げて、クリを優しく撫でまわし始めた。
先ほどの快感は味わうことはなかったけど、違う感覚が私を襲った。
ゆっくりと浅く、それでも何かが押し寄せて来る、そんな感じだった。

「…ハァァァ……ハァァァ……」

浅く弱いはずなのに、息は弾み苦しくなる。
それでいて、むずむずとした感じは強くなっていた。

「っせん…せい…変…ムズムズが…」

先生に今の状況を口で説明すると、耳朶を噛まれてビクッと身体が反応した。
今までは耳朶を噛まれたぐらいではこんなにも反応しなかったのに、今はそれだけで身体が大きく反応した。
耳の中に舌を差し込まれピチャピチャと怪しく脳に響く。

「アッ…せんっせい……」

「大丈夫…怖がらずに僕に全てを委ねて」

至近距離から言葉をかけられ、さらにゾクゾクと背中を何かが這った気がした。

「陽葵…力を抜いてください…そのまま流れに身を任せて…押し寄せる波を受け入れて」

「…なっ…み…？」

「そうです…ムズムズとしているのをそのまま受け入れてください。そして僕を信じて…そしたらイけますから…僕の指で、快楽を味わってください」