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ずっと傍に……
第30章 助けて…
その腕に押されてリビングのソファーに座った。
今でも声を荒げて泣く友也をあやしながら、私も涙を流す。

「ごめんね…友也…ごめんね…」

今の私は謝る事しかできない。
私が蒔いた種で、友也を傷つけてしまった。
償っても償いきれない罪だと思った。
わぁぁぁと声を荒げていた泣き声もヒックヒックとしゃくり上げる声に変わり、そして静かになった。
友也の身体の重みがずっしりと私の身体に乗り、泣き疲れて眠ってしまったのが分かる。。
今は、夢の中だけでも悲しまないで欲しいと願うだけ。

「陽葵…悪かったな…陽葵が家にくればどうにかなると思ったパパの爪の甘さが友也を傷つけてしまったようだ」

友也を抱いたまま身体を揺らしているとパパが申し訳なさそうに口を開いた。

「パパのせいじゃないよ…こうなる予感もしてたの…それでも、ママに許してもらいたくて来たのは私だから…私の方こそ…ごめんなさい」

「陽葵が謝る事じゃない…どうしたら上手くいくんだろうな…ママも友也を抱けば、きっと全てを許してしまうと思うんだがな…」
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