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ずっと傍に……
第30章 助けて…
パパは泣きはらした友也の頬を優しくなでながら辛そうな顔をする。
誰も悪くはないのに。
悪いのは全てを勝手に決めた私…

「…もとはと言えば私が悪いの。何も話さずに友也を産むと言い張った私が…でも産んだ事に後悔はない…前も言ったけど…友也がいるから私は今ここにいる…友也ね…こんな泣き方したの初めてなの。泣くことはあってもメソメソするだけで、声をあげて泣くことがないの。…だから、これが初めて…。友也…手がかからなくて良い子…お手伝いもしてくれるし、少し困ったことがあると慰めてくれる…周りからも手がかからなくておりこうさんで良い子ねって言われるけど…本当は怖い…言いたいこと我慢してるんじゃないかって。私に負担をかけさせないように色々な事…我慢して良い子を演じてるんじゃないかって…父親参観があった時も何も言わない。私に気を使って何も言わない…そうさせているのは私…本当はあんな風に泣きたいはずなの…泣かなきゃいけないのに…だけど友也は色々と感じ取ってそれをしない…」

初めて大声で泣いた友也に本当の姿を垣間見た気がして、今まで胸に秘めていた想いを口にした。
一度口を開けば後から後から言葉が続く。
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