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ずっと傍に……
第31章 進むべき道…
私の進む道が決まったのは、一本の電話だった。
話があるから一度会いたいと言われ、数年ぶりに会うことにした。
友也が学校から帰ってから、私が通っていた学校に足を向ける。
あの時と変わらない校舎に懐かしさを感じながら、職員室に顔をだした。
在学中にいた先生も数人残っていて、軽く挨拶をして向かったのは小林先生の席。
「小林先生!!」
「おおっ来たか。」
「はい。お久しぶりです」
「母親になっても変わらないなぁ……そっちが友也くんか?大きくなったなぁ」
小林先生に声をかけると、うれしそうに対応してくれた。
そして手を引いている友也に気がついた。
友也が1歳になった頃、教師になるのはまだまだ先になりそうだと、友也を連れて来たのが最後だから驚くのも無理はない。
「はい。今年で小学校4年生になります」
「そうか…4年生か…時の流れを感じるよ」
「ですね」
お互いに時の流れにしみじみする。
「じゃあ、桜木先生が亡くなって11年ぐらいか?」
「そうですね…友也が10歳ですから11年ですね」
言葉にして、本当に時の流れを感じた。
話があるから一度会いたいと言われ、数年ぶりに会うことにした。
友也が学校から帰ってから、私が通っていた学校に足を向ける。
あの時と変わらない校舎に懐かしさを感じながら、職員室に顔をだした。
在学中にいた先生も数人残っていて、軽く挨拶をして向かったのは小林先生の席。
「小林先生!!」
「おおっ来たか。」
「はい。お久しぶりです」
「母親になっても変わらないなぁ……そっちが友也くんか?大きくなったなぁ」
小林先生に声をかけると、うれしそうに対応してくれた。
そして手を引いている友也に気がついた。
友也が1歳になった頃、教師になるのはまだまだ先になりそうだと、友也を連れて来たのが最後だから驚くのも無理はない。
「はい。今年で小学校4年生になります」
「そうか…4年生か…時の流れを感じるよ」
「ですね」
お互いに時の流れにしみじみする。
「じゃあ、桜木先生が亡くなって11年ぐらいか?」
「そうですね…友也が10歳ですから11年ですね」
言葉にして、本当に時の流れを感じた。