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陽向の恋
第2章 ニ

「下着つけなかった?」

「うん……」

 陽向と付き合って、もう三年か……。

 陽向の高校の卒業式に陽向から告白されて、OKしたんだよな。従兄弟だから身近な存在だし、一緒にいて楽だし、私のことを大好きだし……。

 私も陽向のこと……大好きだし。

 仰向けに寝そべりながら私は、自分に覆い被さってくる陽向の顔をじっと見つめる。

「……」

 相変わらず童顔で、可愛い顔立ちをしてる。アソコの毛も生え揃ってないような。まだ未成年のような。……それなのに陽向は、大の巨乳好き。毎日触りたがる様な、おっぱい大好き野郎っていう……。

 それを初めて知った時、私は期待を裏切られた様な感覚だった。

「苗ちゃん!今日もお疲れさま!」

「……お疲れさま」

「あ~。今日も癒される~。この柔らかい大きなおっぱい……」

「……」

 嬉しそうに自分のおっぱいへ飛び付く陽向へ、何と返事を返せば良いんだろう。

 私は無表情で黙り混んだ。

 陽向は相変わらずぱふぱふと胸の間で顔を横へ振り、至福の時といった感じで鼻息を荒くしながらFカップを堪能している。

 高校の時からまた1カップ成長した胸はぷるんっと張りがあり、形も綺麗だと褒められる。乳首もピンク色で、パジャマの上からでもその巨乳さはすぐに分かる。

「苗ちゃん、早く仕事終わらないかなって、今日も俺思ってたよ。この瞬間が待ち遠しくて」

 胸の間から顔を離して、陽向はすぐにパジャマの上から掬い上げる様に2つの胸の膨らみを揉み始めると。大きな掌に収まりきれないその感触に、目を潤ませながら感動した。

「おおっ!やっぱり……良い!苗ちゃんのおっぱい、最高!」

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