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会員制秘密趣向倶楽部 ~お好きなプレイを~
第7章 乱交
店は久し振りの連休。
前日は休息日で、今日は大口の予約が入っている。
普段店で待機しているだけで、女の子の時給は千円。店は五時から夜中の二時まで。仕事が入らなくても毎日出勤していれば、カナリの稼ぎになる。少なくとも、それぞれ週に一度以上は仕事が入るし。
そのアドバイスをくれたのが、今晩全員を呼んでいる彼。
彼とは、二十年前からの知り合い。
私が二十代の頃は、勤めていたクラブによく来てくれた。
七十歳を過ぎて息子に社長を譲り、会長職をしている。
十年程前に奥様を亡くされてから、殆ど一人の生活。
数ヶ月に一度は、全員でのお呼びを掛けてくれる。今回は二ヶ月振り。
「用意は出来た? もう出るわよ?」
それぞれの返事が聞こえ、店を出た。
店は古い雑居ビルの地下で、一番奥。看板も出していないし、いつも閉店の札を掛けてある。
だから、一元さんがやってくる事もない。
お客様の求める事をして、その等価を頂く。
一人呼ぶのに百万円だが、お相手には大した額ではない。クラブなどに通ってつぎ込むよりよほど安いし、秘密も守られる。
二台のタクシーに別れて着いたのは、和風の平屋作り。今時広い平屋など、贅沢と言ってもいい。
その庭にある、広い離れに案内された。
外観は和風だが、中は洋間になっている。
毛足の長い絨毯に、ソファーセット。
そのソファーで、御前は寛いでいた。
「お邪魔致します」
私を見ると、御前は嬉しそうに笑う。
広いテーブルの上には、豪華な食事。それぞれ挨拶をしてから、席に着いた。
「まずは食べなさい」
御前に言われ、食事会が始まる。
「涼子。そんな堅苦しいもの脱ぎなさい」
「はい。御前……」
着物を脱ぎ、用意してあった衣紋賭けに掛ける。
薄紅色の襦袢(じゅばん)だけになり、御前の隣に座った。
御前が襦袢の上から乳房を触ってくる。
私はDカップでそんなに大きくないから、乳房には自信が無い。
「昔は、お前に合計何千万使ったかな。この歳になってやっと触れられるなんて、皮肉なもんだな」
「嫌ですわ、御前。私だって、もう四十二歳ですよ」