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年の差なんて関係ない
第8章 休日
彼女の家を出てからある場所へ向かう


電車を乗り換え都心のビル

「オヤジいる?」

受付の女に聞く

「はいっ 社長室の方に。奥様もご一緒に・・・」


ここに来るのはいつぶりだろう?

エレベーターで最上階に向かい扉の前に立つ

「あっ… あっ…ん」

はぁ。またか。


バタンっ
勢いよく扉をあける

あわてて乱れた着衣を直し、駆け寄ってくる

「しゅうちゃん♡」

「ひっつくなよ。それに仕事場で何やってんだよ。」

ニコニコと俺をながめる母親。

「久しぶりだな柊。お前が顔を出すなんて珍しいじゃないか」


「オヤジに頼みがあってきた」

俺の目を見て感じ取ったのか

「みやこ、席を外してもらえるかい?」


「えーっ久しぶりのしゅうちゃんなのにぃ・・・わかりましたよ お茶でも入れてきますね」



バタンっ

「話しってなんだ?」

「・・・仕事を手伝わせて欲しい」


「どうした急に?お前は進学だろう?ここを継ぐのもまだまだ先だと思っていたが?」


「大学は予定通り気持ちは変わらない。ただ・・・お金が必要なんだ!働いて稼ぎたい」



「欲しいものでもあるのか?」

「好きな女がいる 来年、彼女も連れて行きたい!彼女をの生活費ぐらいは自分で用意したいんだ」



「・・・・・」

オヤジはしばらく考えこんでいる


「条件がある。 会うだけでいい!見合いしろ」

「はっ?! 俺、今彼女がいるって言っただろ」


「わかっている。会うだけでかまわない。来週の日曜日だ」 


「・・・・わかったよ」


「学校が終わったらここへ来い。松野を迎えに行かせる」


「ああ。会うだけだからな。彼女以外は考えられない・・・。」


「この後ご飯でもどうだ?みやこもお前と話したいだれろうし」


「いや・・・帰るよ。 後、ヤル時は鍵かけろよ!親の情事なんて見たくない」



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