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王家の婚礼(くすくす姫後日談・その2)
第3章 婚礼の午後

サクナに言われて鏡を見ると、 初めは閉じていた脚が大きく広げられ、 お尻も最初より突き出され、まるで、もっともっとと強請るように、腰が揺れています。

「やっ…ぃやぁ、 」
「イヤか?」
囁かれて、 姫は首を振りました。
自分のいやらしい姿に気がついていなかったのは自分だけで、全部見られて、知られてしまっていたのです。
そう思うと恥ずかしさで涙が零れました。

「やっ…あっ…やらしいのっ、こんなっ…やぁっ… 」
「ああ、そうだな、やらしいな…もう、止めるか?」
いやらしい自分を見られたことは、消してしまいほど恥ずかしいことでした。
それでも姫は、今されていることを、やめて欲しくはありませんでした。

「っ…やめちゃ、や…、やめないでっ、」
そう言ったあと姫は、やらしくてごめんなさい、と涙声で呟きました。
すると、泣き声の姫をあやすような、優しげな声が聞こえました。

「心配すんな。やらしいお前は大好物だ。止める気もねえ」
「ふ、ぁ?…あ…ふぁああん!」
そしてスグリ姫と婚約者は、衣装部屋の鏡が映らなくなる時間まで、たっぷりお召し替えを楽しみました。



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