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王家の婚礼(くすくす姫後日談・その2)
第2章 婚礼の朝

「そうか…そりゃ、俺じゃ…恥ずかしいよな…」
こんな格好したって中身は変わんねぇしな、と乾いた笑いを漏らすサクナを見て、スグリ姫は慌てました。

「違うの!サクナが恥ずかしいんじゃなくて!!!かっ…」

「か?」

「かっ…こよすぎて、はずかしくてみれない…」
「は?」
「昨日も…昨日も、すっごくかっこよかった…けど…今日は、もっとっ…かっこいいぃ…」
ずるい、と言いながら、真っ赤になって目を潤ませ、ちらちら見上げてくるスグリ姫に、サクナは目眩と危機感を感じました。

「…っお前はっ…人の気も知らねぇで…次から次へと!!!」
「へ?」
近寄り難さもどこへやら。
サクナは姫の傍に絨毯をガシガシ踏みつける勢いで歩み寄ると、片手で姫の腰を抱いて片手で顎を上向かせ、自分と目が合うようにさせました。

「お前だって…こりゃあ他人様の婚礼に出席する顔じゃねえぞ」
「え?」
「女神様みてぇに綺麗な癖に、真っ赤になって、涙目になりやがって…婚礼をすっ飛ばして、初夜の真っ最中って顔だ」
「えええ!?」
姫は頬を抑えて慌てていますが、こちらに向けてくる目がとろんと潤んでいるのは、隠せません。
「…とりあえず、一回でいいからヤらせろ。」
「え!?ばかっ、無理っ」
お化粧落ちちゃう、という姫に、サクナは言いました。
「化粧が落ちなきゃいいんだな?大丈夫だ、無理じゃねえ。任せろ。」
お互いヤりゃあ落ち着くだろ、と言うや否や、姫のスカートをめくり上げ…ましたが。

「なんだ…こりゃ。」

めくり上げたところで、止まりました。
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