この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
王家の婚礼(くすくす姫後日談・その2)
第2章 婚礼の朝

(クッソ…このまま婚礼の宴になんか出した日にゃあ、ふらふら釣られる阿呆共が大勢居るんじゃねぇのか…誰のものなのか、ここにしっかり教えて置かねえと)

「すげぇな…もっと寄越せ、って言ってるぞ、」
「ちがっ…あ、やっ…そこだめぇ、」
ペチコートをぎゅうぎゅう抱えて、きもちよくなっちゃう、と震える声で囁く姫に、なっとけ、とは言ったものの。
言葉とは逆に体では自分をねだって来る姫に、サクナも翻弄されて居りました。
「…やべぇ、持たねぇ」
これから他人様の婚礼なのですから、あまり持っても困ります。

「あ、あぁん、なんか、すごっ…」
姫は真っ赤に頬を染めて、いやいやをするように首を振りました。
「っは、スグリ…っ」
「あ!ぁ、サクナぁ、やっ、もぉ、いっちゃ…」
「それは好都合だな、俺もだ、っ」
姫が体を震わせてすすり泣きのような声を上げた時、サクナは姫の外に自分を解き放ちました。

「んっ…ぁん…あったかい…」
荒い息で陶然と呟くスグリ姫の頬は薔薇色に染まり、瞳は潤んで、唇は艶やかに光っておりました。





「大丈夫か?」
「…汚れたの、下着だから…たぶん、なんとか」
お互いの息が整った後、サクナは姫の手巾を借りて、姫の体と、抱えさせたペチコートと下着の汚れた部分を拭いました。それから姫に手を貸して、椅子の上に起こしました。
座ってスカートを調えた後、姫は眉をひそめて言いました。
「ん。見ても分からない…よね?」
匂いもほとんどしないし、と、くんくん嗅いでみています。

「悪ぃ。手巾も汚しちまったな」
「…悪いって、思ってないでしょ…」
姫はサクナを見上げて、ぶつぶつ文句を言っています。
「思ってるって。汚しちまったのは悪かった。だが、さすがに今日は中にはな…婚礼の間中気持ち悪ぃだろ」
「そうね、ありがと…じゃなかった!」
姫は頬を膨らませました。

「してなかったら、どっちみち気持ち悪くならないじゃない!」
「まあそう言うな。昨日全然触れなかった不足分だ、許せ。」
お前も満足したろ?と髪に口づけられて、姫は膨れながらも、しぶしぶこっくり頷きました。
スグリ姫はいつの間にか、先程のとろんと誘うような顔から、だいぶ普段の姫らしい顔に戻っていました。
サクナはそれを見て姫に満足そうに笑いかけ、参りましょうか姫、とエスコートするための手を、長椅子の姫に差し出しました。
/18ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ