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いつまでも思春期
第7章 ある映画

次々に女子高生が、「家」に食べられていく日本映画──といえば、タイトルなどはすぐにわかるのではないだろうか。

美少女でもスプラッタなら、私は観る気にはならないが、
殺され方はバラエティーに富んでいるらしい。
その中に一人、全裸で最期を迎える少女がいて、完成映像は特撮合成だが、演じる女優はトリックなしでヌードにならなければならなかった。

貴重なことに、撮影現場の様子が本人のブログで読めるのだが、
「裸ん坊」というユーモラスな表現で、羞恥心が全くなかったことを記している。

裸で無邪気な新人女優だが、撮影はブルーバック(クロマキー)の前で両手を縛って吊るすという過酷なものだった。

きれいにお尻が向かないとNGになる、とも書いてあるから、本当にすべてを脱いだだけの完全に無防備な裸体だったのだろう。

特撮だから、その初々しい肌に青いペンキを塗られる──想像以上のおぞましい感覚だったという。

ただし、彼女の全裸撮影はこれが初めてではなかった。
テレビコマーシャルで、完全ヌードの入浴シーンを披露していた。
彼女に言わせると、映画はコマーシャルの延長なのだという。

CMスタッフに裸体を隅々まで見られたときに、羞恥心は尽きたのか。

青いペンキのおぞましさだけが、彼女の感想のすべてだ。
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