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あなたの性欲、全力サポート!
第3章 専属サポートに就任!?
「真の料理、おいしかった?」
「あー、もう、お腹いっぱいです。ごちそうさまでした」
意外とボリュームたっぷりでタヌキのお腹になりそう。
望月さんがおごってくれたんだ。
「また来たいね」
「そうですね」
「素直で良いね、ひじきちゃんは」
「あっ…」

おいしい料理をお腹いっぱい食べた満足感からなのか、つい言葉が。
それだとまた望月さんとデートってことになるじゃん!
でも、なぜか望月さんといると楽しい。
さっきも私の胸が好みって言われたけど、普通なら怒るところ。
なのに、なんかイヤじゃなかった。

“望月さんと如月さん、近いうちに両思いになりそう”
西條くんの言葉が蘇る。
ホントにそうなるのかなぁ。
恋愛は良くわからない。
望月さんの専属サポーターになった方が良いのかな?

「どうかした?」
望月さんの声で現実に戻る。
家まで送ってもらうため、車の中。
「あ、いや、専属サポートのこと考えてて…」
「オレは、ひじきちゃんになってほしい。サポート以外でも今みたいに一緒いたいと思ってる。他のヤツとはしてほしくないんだ…。ってわがままだよな、オレは」
「私、男の人と付き合ったことあまりなくて…」

「じゃあ、オレがひじきちゃんを好きって証拠見せれば良い?」
車を停めてシートベルトを外した望月さん。
「証拠って…?」
「これが証拠だよ」
と、言ってキスしてきた!!!
軽く触れただけなのに課長や西條くんとのキスとは全然違う。
何だろ、この気持ち…。

「ひじきちゃん?おーい!」
また、現実から離れてたみたい。
「あっ、はいっ!」
「オレのキス、そんなに良かった?」
望月さんが私の顔を覗き込む。
「あ、わ、私…」
「脈ありって感じかな?」
「……………」
何を答えれば良いの?
黙り込んじゃう。

「はい、着いたよ」
車が動いたのも気付かず、私が指定した場所に着く。
「ひじきちゃん、もし困らせたならゴメン」
「え?何で?」
「ひじきちゃんの気持ちを無視してキスしちゃったから」
「あ、いや…」
返事に困る私。

「今日はありがとうこざいました!おやすみなさい!」
逃げるように車を降りた。
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