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僕の彩芽
第11章 十一
「秋人さん……!私、私……」
秋人さんに買われて良かったと一瞬思ってしまった。
感極まって抱き締め返すと、秋人さんの胸に頬擦りする。
……ああ、心地良い。ペットはペットで最高。こうして愛されて――
「ポチ、もう泣くなよ?」
「はいっ!」
「可愛いな……」
頬擦りをやめて顔を上げると、うっとりした秋人さんから頭を撫でられた。
それにうっとりして見つめ返すと、ベッドの方から豪の声が聞こえた。
「ポチの虜……?秋人さん、本当どうしちゃったんですか!俺だって、俺だって……秋人さんの事が好きなんですよ!」
豪の事忘れてた……。というか今豪、告白した?!