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家柄なんて関係ないっ!
第2章 とある
「な、なにって!なんなんだよお前!」
「ああ、すみません。俺の知り合いだと思ったら全くの別人でした」
俺に気を使ったのか痴漢の件には触れなかった。
「なんだと?!…ったく」
周りの注目を浴びてしまったからか、
駅についた途端そいつは電車を降りた。
ー怖かったー
本当に。怖かった。
あのまま誰も助けてくれなかったら俺は何をしていたのだろう。
家が家なだけに…
「大丈夫だったか?」
「…ん?…あ、ああ。」
目の前には生徒会長の顔。
たしか、名前は…
「高間…」
「なんだ?」
「あ、い、いや」
高間は学校一秀才で美形集団の生徒会の会長だ。
ほんと、整った顔してる。
「ーい、おい」
「んあ?」
ぱちんっ!
「いって!デコピンとか、なんだよ!」
「なんだとはなんだ。お前が人の話を聞かないからだろう」
「ああ、すみません。俺の知り合いだと思ったら全くの別人でした」
俺に気を使ったのか痴漢の件には触れなかった。
「なんだと?!…ったく」
周りの注目を浴びてしまったからか、
駅についた途端そいつは電車を降りた。
ー怖かったー
本当に。怖かった。
あのまま誰も助けてくれなかったら俺は何をしていたのだろう。
家が家なだけに…
「大丈夫だったか?」
「…ん?…あ、ああ。」
目の前には生徒会長の顔。
たしか、名前は…
「高間…」
「なんだ?」
「あ、い、いや」
高間は学校一秀才で美形集団の生徒会の会長だ。
ほんと、整った顔してる。
「ーい、おい」
「んあ?」
ぱちんっ!
「いって!デコピンとか、なんだよ!」
「なんだとはなんだ。お前が人の話を聞かないからだろう」