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真理恵の奇妙な日常
第2章 episode2
真理恵は運動音痴である。
自分で野球をすることなんて当然ない。

ただ中学時代は吹奏楽とコーラス部を掛け持ちしていた。
音楽だけは人並みにでき、なにより真理恵も音楽が好きだった。

吹奏楽は野球の応援に行ったりと多少の交流もあり、練習する後輩達も何となく苗字くらいは認識していた。

真理恵は『ピッチャーは確か斎藤くんだっけ?』『ショートは確か強豪高も注目してるんだよなぁ』なんて、独り言を言いながら見つめていた。

ただしルールは知らない(笑)

ボーッと眺めていると辺りは薄暗くなり始め、真理恵はいつの間にか芝生の上で寝てしまった。
母校の敷地内と言うこともあり安心してしまったのかも知れない。








「お疲れっしたーーー」

真理恵が寝てるうちに練習は終わり、後輩達も次々に下校していきました。

殆んどの学生が下校し、野球部も自宅の方向別にいくつかのグループになって帰宅した。

その中の1つのグループが真理恵が眠るすぐ横を通った。

A「あの人、練習の時から居たよね」
B「寝てない?」
C「あの人、一個上の先輩じゃね?」
B「そうだっけ?あんな人居た?」
A「あーーー、何だっけ。吹奏楽の先輩だわ」
D「下は分かんないけど、早坂先輩じゃなかったっけ?」

ABC「確かそんな感じだったかも」

雑談しながら校舎からグラウンドを横切り、4人は泥だらけのユニフォームで真理恵の方に向かって歩いてきた。


A「どうする起こすか?」
C「このままだとヤバくね?風邪引くだろ」

A「誰か早坂先輩と喋ったことある?」
B「無いわ」
CD「俺も」
A「誰もないのか…」

B「微妙に起こしたりするの嫌だよな」
C「確かにな(笑)」
D「でもさすがに起こさないとヤバイよな」
A「だよなぁ」

4人は雑談しながら真理恵に近付き周りを囲んだ。

A「誰声かける?」
B「言い出しっぺが声かけろよ」
A「イヤだって。俺そう言うの苦手…」

真理恵を取り囲み、誰が起こすか小声で話し合っていると、ふと甘い匂いがしてきた。
突然発動する真理恵のパフューム。

寝てる真理恵を取り囲むように4人は立っていたせいか、理性が完全に飛ぶほどは浸食されなかった。
だが4人は甘い匂いに意識を奪われ、真理恵を起こすことを忘れ、無言のまま彼女を見下ろしていた。
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