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真理恵の奇妙な日常
第2章 episode2
性能(性的な能力)が開化してから、少しずつ真理恵の生活は変化していった。
かといって大きな変化ではない。

性能が発動するタイミングは完全ランダム。
発動したとしても周りに男性が居なければ何の効果も無い。

本人はおろか、回りも気付いてなかったが授業中に発動したこともある。
ある程度密着状態じゃなきゃ理性を失う事はなく、クラスメイトの男子は不意に授業中に勃起をしてしまったり、何となく真理恵の後ろ姿が気になり「ヤりたいなぁ」とボーッと考える程度。

理性を失う距離は定かではないが、恋人達が手を繋ぎ密着する程度の距離だろうか。
まぁ真理恵には親しい男性や彼氏も居るわけではないので、生活に劇的な変化は無かった。

電車内でたびたび性能が発動する事もあったが、真理恵自身は中学時代は地元の学校で自転車通学。

高校に入って初めて電車通学になったので、《やっぱり痴漢とか居るんだ…》としか思ってなかった。
真理恵も内気で事勿れ主義なため、誰かに相談する事も出来ずに《私が我慢すれば…》となかば諦めてた。

痴漢被害にあい制服を拭いたりで遅刻することが増えたくらいだろうか?

あとは嗅覚の鋭い動物に好かれるようになったくらいだろうか(笑)

パフュームを覚醒しながらも、真理恵は普通の日常を過ごしていた。

真理恵は自宅から自転車で駅まで、そして駅から電車にのり学校に通っていたのだが、ある日の放課後真理恵は駅から自宅に帰る途中に、地元の中学の前を通った。
自分も通っていた中学なので、当然顔見知りの後輩も居た。

真理恵は中学でも目立つタイプでも後輩が密かに憧れるような美人なタイプでもなかったので、後輩からすると「一個上の先輩だよね、確か。早坂だっけ?」くらいの感想である。

真理恵は何となく、野球部が練習するグラウンドを、見ながら『ふぅ…』とため息をつき芝生に腰掛けた。

中学から高校にあがり、生活の変化に少し疲れてしまったのかもしれない。
無自覚とは言え痴漢にあう頻度が上がったりと、中学ではなかった事も起きた。

真理恵は少しだけ中学を思いだしながら、後輩達が白球を追いかけるのを見ていた。
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