この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しき俺の半身
第5章 母親



自分の娘よりもその男が大事なのか!?

この母親も殺したいと思う。

だが、今は星桜が先だ。


「星桜!大丈夫だから…。」

「いやぁぁぁっ!いやぁぁぁっ!」


いつも以上にパニックを起こして星桜が混乱をしている。

俺自身も混乱してどうすればいいかわからなくなって来る。

星桜の足首に星桜のパンティが絡まっている。

星桜が履いている白いロングのフレアスカートの裾には血が付いている。

俺の血か?あの男の血か?まさか星桜の血か?


「星桜?ねぇ、星桜、怪我をしたか?どこか痛いか?」

「いやぁぁぁっ!」


星桜はただ叫ぶだけだ。

どうすればいい?

俺はどうすれば星桜を助けてやれる?

そればかりを焦って考える。


「人殺し!あんた、この人に何をしたの!」


男のそばに付き添っている母親が俺に叫んで来る。

人殺し?

そんな男は死ねばいい。


「警察…、救急車…。」


母親がバッグの中を漁って携帯を探している。


「そうだな…。警察を呼ぼう。」


俺は星桜を抱えたまま携帯を出して警察に電話をしていた。


『はい、110番です…、どうされました?』


携帯の向こうの顔も知らない男が言う。


「藤沢 星耶…、住所は…。」


そいつに淡々と自分の名前と居場所を伝える。


『それで?どうされました?』


携帯の向こうの男はいたずら電話なのかとイライラとした声で俺に聞いて来る。

涙が出た。


「助けてください…、俺と妹を助けてください。お願いします…。助けてください。」

『もしもし!?しっかりして君!何があったの?』

「妹が男に襲われて、そいつを俺が殺しました。」

『もしもし?君、大丈夫!?』

「助けてください!妹を助けてください!」


泣きながら携帯の向こうに向かって、ひたすら同じ事を叫び続けるだけだった。



/60ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ