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第4章 絶対安静

だが父は、薬も技術料も上乗せ出来ない僕の仕事を、『稼がない奴』と一刀両断する。

僕に刃が向くのは構わない。患者さんがそれを受け止める必要はない。


おじさんたちの温かい心、
それだけが僕を僕で在らしめる力なのだ。


この部屋にいると、諦めた彼女への想いに縛られる。
彼女に会いたい。
そして、彼女への想いを貫くことが出来なかった僕を詫びたい。


霞草とカップを書棚にしまい僕はリビングにいった。