この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
再会 ∽∝∽初恋は実らず?∽∝∽
第4章 絶対安静
トイレに行きたくなり篠宮さんを呼んだ。
優しく起こしてくれて肩を貸してくれる彼。
部屋を出ると本当に普通のお家にいるんだと実感した。
私が寝ている部屋はクローゼットとベッドしかなく、まるで病院のようだったから…
リビングを通り抜けトイレにいく、点滴袋をドアノブに掛け、用を足して出ると、離れて待っていた篠宮さんがやってくる。
きちんとわきまえた対応、下手に気遣わせない雰囲気、この人と共にいるのは気が楽だ。
彼をもっと知りたい。近くにいたい。
リビングに居たいと申し出ると許され、毛布を持ってきて掛けてくれる。