この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
痴漢野郎 スペシャル
第2章 痴漢の心得
たとえば、俺は、何よりも、痴漢する相手の選別を重視していた。

痴漢されても、程度によっては、泣き寝入りしてくれる女性も意外と多いのだ。

逆に、少し肌に触れられただけでも、狂犬みたいに吠えまくる女だっていた。
後者のようなタイプの女性には、絶対に近づかないに限るのである。

俺は、長年の観察によって、これらの女性の種類を、
完全に見分けられるようになっていた。

その女性の顔や仕草を見ただけでも、
おとなしく痴漢されるか、すぐに騒ぎ立てるかが、判断できたのだ。

痴漢しやすい女には、パッと見ただけでも、独特の雰囲気があったのである。

ただし、だからと言って、調子にのって、
同じ女性ばかりを、待ち伏せして、痴漢するようなマネもしてはいけない。

被害者の方だって、同じ事が続けば、じょじょに学習しだすからだ。

突発的な痴漢との遭遇に対しては、恐怖でパニクって、声が出せない女でも、
事前に痴漢されるのを予期して、待ち構えていたならば、
思い切って、痴漢中に騒ぎ立てる事もできるのである。

よって、俺は、一度痴漢に成功した場所では、
同じ時間帯には二度と痴漢を行なわないようにしていた。

ゆえに、痴漢Gメンにマークされてしまうような失敗も犯しはしないのだ。

そもそも、痴漢Gメンが痴漢らしき人間の気配を嗅ぎ分けられるように、
俺ほどのベテランの痴漢にもなると、
俺の方だって、痴漢Gメンらしき人間の動きは見当がついたのである。

そんな訳で、あいにく、痴漢Gメンがそばに居るようならば、
俺も痴漢をしないで、やり過ごすまでの話なのだ。
/105ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ