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痴漢野郎 スペシャル
第4章 辱められた成人式
俺は、彼女の背後に立った。

そして、今までと同じように、
彼女に対しての痴漢行為を開始したのだった。

ターゲットの後ろに陣取った場合は、
普通は、お尻の方から手を忍ばせるものなのだが、
今回の彼女は和服を着ていた。

必然的に、俺は手を前の方へと伸ばしたのだった。

着ていた振袖を俺に触られた事で、
彼女も、痴漢に遭遇した事に、ようやく気がついたらしい。

彼女は、困惑したように、身をよじらせた。

しかし、振り向く訳でもなく、そのまま俺に触られ続けたのだった。

彼女はいつもそうなのだ。

いつ痴漢した時も、
いや、痴漢すれば痴漢するほど、
彼女は無抵抗になっていくようなのだった。

俺も、よけいに、痴漢したくなってくると言うものなのだ。

彼女が、自分の事をいつも痴漢する相手が俺だと分かっていたのかどうかは知らない。

だが、痴漢してやるほど、どんどん彼女は絶望してゆき、
無気力となり、されるがままの存在と化して、痴漢しやすくなるのは、
間違いないようなのであった。
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