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痴漢野郎 スペシャル
第5章 就職祝い
そこそこに混んでいた車中を、
俺は、音も立てずに移動して、すぐに彼女の背後にと忍び寄った。

そして、痴漢する為の定位置にと陣取れたら、
さっそく、彼女のお尻を、スカート越しに撫で出したのだった。

この突然のスキンシップに、彼女もビクッとしたようだ。

反応の一つ一つまでもが、昔と変わっていないのである。

痴漢されていると悟った彼女は、
恐怖に心を支配されてしまい、まるで動けなくなってしまうのだ。

たとえ、社会人になったとしても、
彼女のそうした態度は、何もかも以前のままなのだった。

だから、俺も、より大胆に、痴漢する事にしたのである。

彼女のスカートを、ぐいぐいとたくし上げてやった。
たちまち、彼女の白いパンティと剥き出しの太ももが、
丸見えになったのだった。

ここまでされても、彼女は目立った抵抗をしてこなかった。

この諦め早さも、昔どおりなのだ。

彼女は、痴漢と真っ向から戦おうとはせず、
いつも泣き寝入りして、この場をやり過ごそうとするのである。

世の中には、そういう人間も多いのだ。

おかげで、俺の方も、
痴漢の獲物探しに苦労しないで済む、と言うものなのである。
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