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愛の調教バトル
第7章 第2ステージ 主と牝犬の絆
「次の調教に移る前に、これを外しておかなくてはいけないな」
♀♀(あ、ご主人様がふんどしを外してくださった。
どうもありがとうございます。お蔭様でさっぱりしました。
今の引き回しをもう1度やるんですよね。
ご主人様からのご命令が一切なしというのはちょっと緊張しますが、
チェックポイントとそこでやることは全部頭に入れましたので、
今度はスタンプを頂戴することなく、回れると思います)
「さっき言った通り、今回った通りに命令なしでもう1度回るんだが、
今度は、私がこれをつける」
♀♀(あ、ご主人様がアイマスクを取り出して、つけられた。
え、えーっ!これ、どういうことなんですかぁ?)
「ははは、驚いたようだね。
見た通り、これで私は目が見えなくなった。
そこで、さっきの通りに引き回しをするには、
どうしても、麗に誘導してもらわなければならない。
つまり、今度の引き回しでは、麗に盲導犬になってもらうわけだ」
♀♀(ひえーっ!そんなあ!超びっくりですゥ!
だって、ご主人様の目が見えないんだから、アイコンタクトだって不可能です。
どうしたらいいか、考えなくてはいけません。うーん!
・・・
とにかく今いえることは、ご主人様と私の意思の疎通は、私の鳴き声だけ・・・
ううん!それだけじゃない!
ご主人様はリードで私にご命令されていたのだから、
逆に私がリードで意思をご主人様にお伝えすることもできるはずよね。
そのためには、ご主人様にずっとリードをもっていていただく必要があるわ。
そうだ!まず、それをお願いしておかなくちゃ!
今ご主人様は右手でリードを握っていらっしゃるから、
こうして、その右手を握った両手で両側からそっと抑えて、
ご主人様、どうかずっとこのリードを離さないでくださいという願いをこめて、
3回鳴こう!
「ワンゥ!ワンゥ!ワンゥ!」
・・・
♀♀(うーん!ちょっと微笑まれたけれど、うなずきはされなかった!
私の願いが届いたかどうかはわからないけど、
いつまでもこうしてはいられない!
両手を床に突いて、リードのご主人様寄りの部分を咥えて、ピーンと張らせて、
クイクイと軽く引いて、ご主人様、出発しますよう!
・・・
あ、私に続いて歩き出された。嬉しい!わかっていただけたのね)