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つらい恋なんか投げ捨ててやる
第3章 つらい恋を投げ捨てろ 前を向いて胸を張って歩けるように

「・・何が言いたいんだ」
「わたしにも心があるのよ。寂しくて悲しくて傷ついて、それでもあなたを想う心が、いつもあなたがベッドで抱いているこの体の中にあるの。そんなこととっくに忘れちゃったでしょう」
「そんなことはない・・」
「わたしと結婚してください」
「はっ・・・?」
車がグラッと蛇行を始め、反対車線に突っ込みそうになった。慌ててハンドルを戻す彼。
「あなたが好きだった。わたしに話しかけてくれた時の声を思い出して、笑顔を思い浮かべて、考え事をする時の左手の人差し指と中指を鼻に当てる癖も何もかも全部、思い出しただけでドキドキして泣きたくなって眠れなくなるぐらい好きだった。あなたはどうなの?わたしのことをどう思っているの?わたしが好き?好きなら結婚してください」
「は、話の脈絡が見えない。きみは混乱している・・」
「わたしはいたって冷静です。あなたの自宅でソファーに押し倒された時のわたしは23だった。それが今は27。わたしの4年分の時間の責任を取って欲しい。だから結婚してください」
「・・・」
「わたしにも心があるのよ。寂しくて悲しくて傷ついて、それでもあなたを想う心が、いつもあなたがベッドで抱いているこの体の中にあるの。そんなこととっくに忘れちゃったでしょう」
「そんなことはない・・」
「わたしと結婚してください」
「はっ・・・?」
車がグラッと蛇行を始め、反対車線に突っ込みそうになった。慌ててハンドルを戻す彼。
「あなたが好きだった。わたしに話しかけてくれた時の声を思い出して、笑顔を思い浮かべて、考え事をする時の左手の人差し指と中指を鼻に当てる癖も何もかも全部、思い出しただけでドキドキして泣きたくなって眠れなくなるぐらい好きだった。あなたはどうなの?わたしのことをどう思っているの?わたしが好き?好きなら結婚してください」
「は、話の脈絡が見えない。きみは混乱している・・」
「わたしはいたって冷静です。あなたの自宅でソファーに押し倒された時のわたしは23だった。それが今は27。わたしの4年分の時間の責任を取って欲しい。だから結婚してください」
「・・・」

