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ほのぼのした時間を
第12章 クリスマスフェス参戦

「『クリスマスに何でフェスするねん』って思ってるやろ?俺らも参加させてもらう側やから分からんけど…厳かな夜やからこそ、敢えて踊り狂っちゃうのが最高やと考えるんじゃないですかね?主催者様は?」

段々といつものフニャッとした喋り方から、ハキハキとした喋り方に変わっていく。

「今日はリア充かどうかなんて関係無く、ここに居る皆のテンションぶち上げていくので、お前ら全員楽しんでけよー!!」

春人がシャウトすると、会場から大きな歓声が上がり、それをきっかけに更に会場のボルテージも上がる。

すると、ステージ状の機材の合間を縫うように動き回る人が目に入った。
あれは琴音さん…?

カメラ片手にメンバーに近付き、演奏の邪魔にならないギリギリの距離まで近づいて撮影している。
特に合図を送らずとも、ぶつからずに仕事が進む…

そこには、何度も仕事を一緒にしてきたBlue Eyesと琴音さんとの間に出来た信頼なのだろう。




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