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第10章 天地 異国の姫と企み王子

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そんなルイスの表情は先程、攻め苦を姫に与え続けた時の顔とは打ってかわった優しい微笑を向けていた


姫の熱った頬を優しく包み込み、まだ、ベリーの果汁が残る唇に熱く甘いｷｽをする


唇を柔らかく噛みながら舌先を滑らすように愛撫し、ﾇﾁｭ‥‥‥とゆっくり出入りさせる‥


甘酸っぱい酸味を味わいながら、熱っぽく姫の舌を絡めたかと思うと今度はジラすように唇が軽く触れるだけのｷｽを繰り返した‥


ルイスは魅惑的な程に潤んだ瞳で見つめ姫の髪を撫でる‥

甘く熱い吐息を漏らし綺麗な形のいい唇から囁かれる声に姫は胸を震わせた‥





「‥姫‥


君が悪いんだよ‥‥‥




俺をこんなに夢中にさせて──





今からたっぷり愛を囁くけど‥‥‥



もちろん覚悟はできてるね……
君が先にこの俺の心を捕らえたんだから…」



ルイスはそう囁きながら姫を優しく抱きしめた‥





激しい快楽を与えられ、
慈しむように抱擁された姫も目の前の、この美しい妖艶な悪魔に囚われたも同然だった──







《企み王子&異国の姫》

END