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早く気づいて欲しかった
第6章 遅ければ大切なものを失う
よく朝目がさめると隼人はいなかった。



『いってくる』



たった一言。



隼人のきれいな字でかかれたメモ。



見送りに行くって言ったのに。

最後まで飛行機の時間を教えてくれなかった。



家から見送る事もさせてくれなかった。




ハラハラと流れる涙で隼人の字が滲んでいく・・・
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