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早く気づいて欲しかった
第7章 夏休み
駅から2人で電車に乗って二時間。


海の見える町にやってきた。



「凛ちゃん、疲れてない?」

「大丈夫だよ♪」


大河くんのおじさんがやってるペンションは海沿いの丘に立つかわいい赤い屋根の建物だった。


「いらっしゃい。大河にこんなかわいい彼女がいるなんて。何もないとこだけどゆっくりしててっよ!
二階の海側の部屋、用意しといたから。」



おじさんは豪快な。そして笑顔の優しい人だった。


「お世話になります!」



二階にあがると窓からは海が見えた。

そして寝室には1台のダブルベッド。



今日はここで大河くんと・・・。


ベッドを見つめていると

「あっ。凛ちゃんいきなりでびっくりだよね。
まさかダブルベッドなんて・・・」



なんだか気まづい 照



「凛ちゃん。俺っ・・・今日は凛ちゃんのこと抱くよ!」



大河くんの真剣な目。









私は静かに頷いた。
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