この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
早く気づいて欲しかった
第9章 決意
凛side


最後まで優しい大河くん。

結局、別れの言葉を彼に言わせてしまった。


このままでいいの?
本当の気持ちを彼に伝えるべきなのでは?



「大河くん・・・聞いてくれる?」



「あぁ。凛ちゃんの気持ち。教えて。」



「私・・・大河くんのこと大好きだよ。本当に大河くんとならって思ってたの。でも・・・気づいてしまったの。私の心にいるもう1人の人。」


涙で言葉の続きを発せない・・・


そんな私にハンカチをそっと渡してくれる彼の優しさに更に涙が・・・


「間違ってたらごめん。その人って隼人でしょ?」


「うん。



最初は隼人の事、家族みたいな存在だと思ってたの。でも、隼人が居なくなってから日に日に何だか違うって。

私の心の中に隼人がいるの・・・。」



「あいつもバカだな。こんなかわいい子に思われてるのに側にいないなんて。連絡は?」


「電話もラインも繋がらないの・・・でも次に会えたらきちんと自分の気持ちを伝えようと思う。」



「わかったよ。応援するって今は言えないけど。凛ちゃんが笑顔になる事を願ってるから。」


「ありがとう。大河くん。」



大河くんはそういうと駅まで送ってくれた。


ありがとう。


大河くん。



あなたとのこと。
優しいあなただから私は後悔していない。



大河くんもいつか。


素敵な女の子に出会って幸せになりますように。
/115ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ