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愛おしいキミに極甘な林檎を
第37章 幸せな日々とその奇跡まで



「ありがとうございます。でも私は七階まで上がるので大丈夫です」



「偶然だなぁ。同じ階だからついでだから持つよー。案内してくれたお礼」


「あ、すみません」


エレベーターに乗った時に中年の男にエコバッグの持ち手をつかまれて仕方なく手を放す。



二人っきりの空間になっても特に変わった行動は見られない。

最初は怪しいなと思ったけど、どうやらこの人はただ道に迷っていただけのようだ。


「そこの角部屋なので私はここで失礼します。荷物を持ってくれてありがとうございました」



「ふぅーん、お嬢さんはそこの部屋に住んでいるの。……幸せかい?
あ、こう言う綺麗なところに住めてってことね」


「はい、幸せですよ。では」


荷物を返してもらった私は中年の男に頭を下げて部屋に入る。


指の先が痛かったから重たいエコバッグを持ってもらって助かった。



世の中、悪い人だけでなく親切な人もいるんだな……。


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