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愛おしいキミに極甘な林檎を
第38章 真実と愛のかたち



「でも乙羽家の物は全部なくなってましたし……」


「俺が海外出張から帰って来て訪ねた時は大学生の頃と何も変わっていなかったよ」


「えぇっ……!?信じられません……」


祖父の家に連れて来られる前、お金を作るためにあらゆる物を売ったと言っていた。


家具や車もなくなって家の中がスッキリしていたのに……。



「乙羽家の人に協力してもらっていたのだ。お金に困らないまま幸せに暮らせるならその方がいい……っと言って風子を引き渡してくれてな。
わしらは借金という嘘をお主についていたわけだ」



「じゃあ、支払わないといけない八百万円は本当にないんですね」



「左様。しかし、借金がないことを小僧に知られてしまったせいで台無しになってしまった。どうやって知ったのか恐ろしいものだが」


私を奪いに来た時のことをまだ怒っているのか不安になる。


呆れたような顔で見てくる祖父にソラ先輩はにっこりと笑った顔を作って答えた。


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