この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第38章 真実と愛のかたち



「それは教えられませんよ」


「まったく。生意気で可愛くない小僧だ。……余計なことまでしおって」


皮肉を言った祖父の口角は少し上がっていた。

その様子を見てもう大丈夫だと思った。



ずっと探していた自分の息子が帰ってきてくれて相当嬉しいんだろう。

前よりも笑った時の顔つきが明るくなった気がする。



「だが、お主にどんな礼をすればいいか分からない。今まで見つけることができなかったわしの息子を探し出してくれたのだからな。
風子との結婚とは別に何か礼をさせて欲しい」


祖父はソラ先輩に向かって頭を下げた。


将棋で負けた時は不本意そうに下げていたけど、今はすんなりと下ろしていた。



「俺は自分の望みを叶えるためにしたまでです。でもせっかくですから有難くお礼をいただこうと思います」


「なにがいい。海外まで行ったのだから金か?百万で足りるか?」


/3128ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ