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愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛



「大体乾いてきてる。髪を乾かす時、最後に冷風を当てるんだよね」


「私がひとりで話していたことをよく覚えてますね」



「覚えてるよ。一緒に暮らしていたんだから」


ドライヤーの冷風のおかげで火照った体が涼んでいく。


それでも胸の奥の熱くて静かに高揚したまま。


自分で乾かすよりも気持ちいいと思えるのは、愛している人に髪をこんなにも大切に扱ってもらえるからなんだろう。




乾かし終えてから髪を手ぐしでとかされると耳に指先が触れてピクッと反応してしまう。


夫の前では隠れていた感度が塑羅緒さんの指先に触れられたことによって現れる。



「いい匂い……。綺麗な髪だね。こうやって触っていると気持ちいい」


「ありがとうございます……。髪を褒められたのは久しぶりです。……服も乾いたことですし、そろそろ帰りますね」



「どれ。ちゃんと乾いたかどうか確かめるよ」



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