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愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛



「私はもう親なんですからそれくらいしっかりしてますよ。乾きましたって……」


背後から私の前に移動して雪によって濡れた部分に触れてくる。


襟元に触れられた時に首に手が当たりまたいけない快感が少し身体に走った。



「まだ襟の部分が湿ってる。脱いで乾かした方が早いよ」


「それはダメです」



「乾かすだけなのに?ブラウスの中に何か着ているんだから問題ないだろ」


「っ……、それでも問題ありですけど……」


指摘された部分が乾かないと返してもらえない気がしたから、ブラウスのボタンを外されることに大人しく従うことにした。


ブラウスの中にはキャミソールを着ているからブラジャーを見られることはない。


それでも脱がせられていることにドキドキして、距離も近いから視線をどこに向けていいのか困ってしまう。


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