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愛おしいキミに極甘な林檎を
第51章 偽りの恋人

隣に横になるとお返しをするように何度も口付けをされて愛される。
「んっ……、ふぅ……、ソラせんぱい……」
啄むようなキスから、責めるように唇を求められて気持ち良くて腰を捩らせる。
私の上に乗ってこようとしているソラ先輩はもう復活しているみたいだった。
でも被さって来る前に私が起き上がり、跨ってそれを阻止する。
「ねえ、パンツ湿ってない?」
「バレちゃいました?」
「ぴったりとくっつけたら分かるよ」
「濡れてますけど、今日はここまでです」
火ノ浦さんと会ったことを話せなかった罪滅ぼしをするように自分の性欲は抑えることにした。
寝る準備を終えてから目を閉じるとまた思い出してくる。
やはり黙っているのはモヤモヤするから明日こそ話そう……。

