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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

サンタの格好をして眠っていたから、脱いでお風呂に入ってこよう……。
髪を乾かしたら、二人分のお弁当を作って……。
これからすることを考えながらあくびをしてリビングに行くと、ソファの前のテーブルにピルケースが置かれていたことに気付く。
平たい透明な容器の中は複数均等に区切られていて、曜日のシールが貼ってあるから飲み忘れているのが一目で分かる。
昨日飲むはずだった日曜日の分はもちろん残ったまま。
でも、ここにピルケースを置いたっけ……?
朝に飲むか迷ってダイニングテーブルの上に置いたままだったような気がする。
酔っていた時に置いたのかな……?
だけど細かいことはいいや。
楽しいクリスマスイブを過ごせたことを思い返すとまたにやけてくる。
今日の私は早朝から機嫌が良かった。

