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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

愛情をたっぷり詰めたお弁当が出来上がった頃、ソラ先輩が起きてきてクリスマスプレゼントを開けることにした。
彼氏、彼女としてあげる最後のクリスマスプレゼント。
プレゼントした物を選んだ理由を聞いてみると偶然にも似たような理由で二人で笑い合った。
時間が経っていくと共に傷が刻まれていった身につける物。
「ありがとうございます。今日はこれをつけて仕事に行きますね」
「こちらこそありがとう。俺もこれを今日から使わせてもらうよ」
贈った物は違うけれど、お互いに強く思い出のある物だった。
今まで色んな物をプレゼントされたけど、これが一番思い出のある物。
恋人でいる時が終わっても最後に送ったプレゼントとしてきっと懐かしむだろう。
これで始まり、これで終わるのだから……――――

