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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜



「良かったら……、代わりに食べてもいいか」


「朝の五時に作ったお弁当ですよ!?こんな忙しい時期に課長にお腹を壊されて休まれては困ります」



「今日作ったお弁当ならどうってことないだろう。それに乙羽よりもお腹は強いと思う」


「じゃあ……、こんなので良かったら晩御飯にどうぞ。でも男の人はこれだと足りないですよね。他に何かつけさせてください」


コンビニに寄ってインスタント味噌汁とサラダとおかずを買い、昼に食べなかったお弁当と共に渡した。


「これで栄養はバッチリだと思います」


今日奢ってもらったランチとは比較にならないけど、課長にお礼をしたつもりだ。



「ありがとう乙羽。今晩の飯をどうしようか迷っていたから助かる」



「課長は自炊しているんでしたよね。ひとりだと他の人の料理を食べくなると思いますから、私の料理でマンネリを改善させてください。味は保証できませんが」


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