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愛おしいキミに極甘な林檎を
第54章 想いと青春の絆

「アッ…、アアッ、アンッ、アンッ……」
暗くて姿は見えないものの、女のなまめかしい声がひっそりと公園内に響き渡っている。
新年早々、男女のお盛んな場面に出くわしてしまったようだ。
人が誰もいなくて静まり返っているから外でするにはもってこいの場所だろうけど、遭遇してしまった私たちにとってはかなり気まずい。
「かっ、帰りましょう!邪魔しちゃダメです」
公園から出るようにソラ先輩の手を必死で引っ張る私。
エッチな場面に遭遇して性欲が刺激されてしまうけど、ソラ先輩には他の女の嬌声を聞いて興奮して勃起して欲しくない。
野外プレイをしているカップルに気付かれないか緊張しながらも公園から出る。
あんな場面に出くわしてソラ先輩がどう思っていたのか気になって、口で聞くよりも手で確認してみることにした。
「そんなところを触ってどうしたの?寒いから抱いて欲しくなったのかな?」

