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愛おしいキミに極甘な林檎を
第55章 届かぬ愛の裏切り



「……ああ。可愛いな」


穏やかな笑みを浮かべてそう答えていたのを見てつい口元が緩む。


照れくさいけれど、過去の自分を認めてもらえたようでなんだか嬉しかった。



「課長って結婚してたり、彼女がいたりしますか?」


「残念ながら結婚もしていないし、彼女もいない」



「いなんですか……。もしかして……、あー……そういうことですか。ほうほう」


驚いた顔をしてから腕を組んだ後、ニヤリと白い歯を見せて笑いながら頷く潮崎さん。


何に納得したのか理解できなくてなんとなく気味が悪い。




過去の自分を少し知った後、私はいつものように課長にマンションまで送ってもらって帰った。


玄関のドアを空けてはいると部屋は真っ暗で、ソラ先輩は今日も残業のようだった。



午後十一時。晩御飯や風呂を済ませてやっと二人の時間ができる。


甘えられるタイミングを見つけた私は、ソファに座って難しそうな本を読んでいるソラ先輩の隣に行って膝の上に頭を乗せた。



「疲れてる?仕事が始まってから帰ってくるとぐったりしてるよね」


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