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愛おしいキミに極甘な林檎を
第57章 私は愛しい大魔王の小悪魔

恋人がいない独身のソラ先輩より結婚している私の方が罪は大きい。
でも大事な友達を裏切っているソラ先輩はどう思っているのか気になった。
「それはもちろんあるよ。だけど罪悪感があるのは郁哉さんも一緒じゃないかな。俺の愛する彼女に手を出したんだからね」
取られたものを奪い返すように私の唇を塞ぎ、腔内に肉厚な舌を入れて強く求めるようにゆっくりと掻き回してくる。
心も身体もすべてを支配していくのだからもう奪われているようなもの。
「んっ…、はぁっ……。どうしたら…ソラ先輩と郁哉さんの罪悪感はなくなるんでしょうか……」
「消えないよ。これはずっと残り続ける。それが平穏から背いた定めなんじゃないかな。……風子は俺と郁哉さんにどうして欲しいの?」

