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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ

眠たいながらも頑張って話しているところが可愛いくて笑えてしまう。
セックスをしていた時とは全く違う。
ソラ先輩のギャップの方が私よりもずっと健全で面白い。
「そうですよ。まだ朝じゃないので眠っていて大丈夫ですからね。おやすみなさい」
「うん……、おやすみ……」
私の背中にぴたりとくっついたまま、小さな寝息を立てて再び眠りについたようだった。
寝ている時まで気を張りつめている人はいないからこれは素の姿だ。
こんなにもソラ先輩に愛されているのに……。
私はいつまで経っても不安のまま……――――
それから数日後。マンションに帰ってきてからポストを開けると待っていたものが届いていた。
ドキドキしながら封筒を開けてみると嬉しい結果が待っていて、仕事の疲れを忘れてしまうほど上機嫌になった。
「ソラ先輩見てください!やりましたよ」

