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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来



「そうなんだ。でも私には頼りになる彼氏がいるから大丈夫。教えてくれてありがとう」


どんなに悪く言われていたってもう何も起きたりしないと思う。


新くんの女はソラ先輩が追い払ってくれたから、嫌がらせをするのはいい加減に懲りたはずだ。


それに、今が幸せだから見えないところで何を言われていても怖くない……。




数日後の会社帰り。仕事終わりに課長と外で待っていると、ソラ先輩が私を迎えにやって来た。


でも今日は伝えたいことがあるから課長にも待っていてもらっている。



「塑羅緒くん、久しぶりだな。……話とはなんだ?」


「今まで風子を会社帰りに送ってくれてありがとうございました。

上司と同僚が異動して落ち着いたので、これからは前のように風子がひとりで帰っても大丈夫かなと思いまして」



「……本当に大丈夫なのか?」


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