パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第60章 夢見ていたシアワセの未来

「食べたがっているのがすぐに分かるから」


「恥ずかしいです……。私が食い意地を張っているみたいじゃないですか」


むくれながらからかってくるソラ先輩の背中をぽかぽかと叩くと「はははっ」っと課長が笑っていた。


自分の子供っぽいところを上司に見られて余計に恥ずかしくなる。


私のことをよく知っている課長だからまだマシだけど……。



「相変わらず仲良しだな。……乙羽と塑羅緒くんのことを見ているとなんだか寂しくなってくる」


「課長……、すみません……」


目の前でイチャイチャされたら誰だって嫌な気持ちになるに違いない。


「謝ることはないだろう。幸せなんだから。寧ろ、オレが謝らないといけないくらいだ」


「なにを……」


「乙羽のことを塑羅緒くんから引き離そうとしていたんだからな」